芸術とギャンブルは分かち難く結びついています。多くの偉大な芸術家たちはギャンブルからインスピレーションを得ていましたが、なんと中には大のギャンブル好きもいたのです。ギャンブルと芸術には多くの共通点があります。例えば、ギャンブルと芸術で成功するには、どちらも優れた才能やリスクを取ることが必要です。さらに、両者に共通する最も重要な点は「誤魔化すことができない」ということでしょう。

先ほど、多くの芸術作品がギャンブルからインスピレーションを得ていると書きましたが、その好例は、ポール・セザンヌが描いた『カード遊びをする人々』です。同作は、長年にわたり、世界で最も高額の絵画となっていました。ポール・セザンヌのほかにも、ギャンブル好きだった有名画家を3名ご紹介します。では以下にて見ていきましょう。

ギャンブルを時折楽しんでいた偉大な画家としてまず思い出すのはクロード・モネです。「印象派の父」と称されるモネは、実に興味深い人物でした。歴史の記録によると、クロード・モネは1891年にフランスの宝くじで大金を手にしたとされています。このお金でモネは田舎に家を購入し、金銭的な心配をせずに済むようになりました。

モネとは対照的に、多くの画家は金銭的な問題を抱えていましたし、実際、文無しの画家もいました。モネは裕福になった後も、画業を続け、いくつかの傑作を描き上げました。面白い点としては、モネは他の画家とは異なり、ギャンブラーやカードプレーヤーを描かなかったことです。モネのインスピレーションの源泉は別のところにあったのでしょう。

 

2人目にご紹介するのは、20世紀の有名なアイルランド人画家であるフランシス・ベーコンです。ベーコンの奔放な気質は、どこへ行っても彼の後をついてきました。ですから、ベーコンがギャンブルに情熱を傾けていたのは、驚くべきことではありません。

ベーコンは、あらゆる状況において、大きなリスクを取ることを好みました。ルーレットをとりわけ好んだといわれるベーコンは、ギャンブルからインスピレーションを得ていたそうです。一方で、私生活ではかなり問題の多い人物であり、お酒が大好きだったために、飲酒で何度も問題を起こしました。1992年に持病の喘息で息を引き取りました。

 

最後にご紹介するのはルシアン・フロイドです。苗字からお気づきになったかもしれませんが、彼は偉大なるジークムント・フロイトの孫にあたります。ルシアンは興味深い人物で、絵画とともにギャンブルを好み、特に大好きだった競馬に大金を注ぎ込みました。ルシアンは迷信深く、「8」の数字こそが彼のラッキーナンバーであると思い込み、毎回「8」にベットしたと言われています。